役者のつもりは無かったのじゃが、 火野村玄竜役で演じてみることにしたのじゃ。 中の人は「斉藤竜明」と申す。 他ではあまり書かない趣味の話でもいたそうと思う次第でござる。
97式中戦車、95式軽戦車、くろがね四起、キューベルワーゲン
好みを並べてみると外見が大きく左右してますね。次に性能面。
ゼロ戦は言わずもがな。
震電は後ろに六枚羽のプロペラを持つ特異な形の戦闘機。
。
試作機のみで確か2回くらいしか飛行していない。
ただその特異な形と名前のかっこよさ、計画上の性能の良さのせいか、
人気が高く、取り上げている作品が多いために知名度が高い。
ので、ここでは「鍾馗」を取り上げてみましょうか。
鍾馗は「二式戦闘機」といい、昭和17年(日本紀元2602)に出てきた
一人乗りの戦闘機。同じ年に双発で二人乗りの「二式複座戦闘機・屠龍」が
出てきたので便宜上「二式単座戦闘機」とも呼ばれている。
一式戦闘機・隼と同じ中島航空機で作られたが、
軽快さと航続距離が売りの隼と対照的に高速・一撃離脱の重戦闘機として
造られた。
そのために大きなエンジンを小さい機体に無理やり載せたような印象を受ける。
頭でっかちなわけです。が、その設計のおかげで
最高時速603キロ、同時期の隼よりも80キロ以上も早い最高速度を持っています。
その代りに旋回性能と航続力が犠牲になっています。
B29のような爆撃機が来襲したときにすぐさま高高度まで飛び上がり
迎撃することが目的でした。
エンジンはゼロ銭と同じ
栄系列のエンジンの隼の1000馬力に対し
鍾馗は1500馬力のハ109を搭載。
ただ、実際にはB29の来週を察知してすぐに飛び立っても
高度1万メートルを飛行するB29の高さまで上昇するには10分以上は確実にかかる。
10分あれば東京上空にいたB29は北方向なら高崎あたり、東北東方向なら水戸まで
行ってしまっている。(ともに東京から100キロほど)。
うまく接敵できても鍾馗の武装は12.7mmが最大で4丁で
B29を撃墜するのは困難だった。
参考までに鍾馗よりも2年早く生まれた零式艦上戦闘機「ゼロ戦」は
20mmが2丁、7.9mmが2丁。
同時期に活躍した海軍の雷電も同等で、こちらは後に20mm×4丁に強化され
量産されている。
中島の単座戦闘機は隼にせよこの鍾馗にせよ
機体設計がシビアな印象を受け、後から武装を強化しようとしても
機体がそれを受け付けない印象がある。
一式戦闘機隼は最後まで最強武装が12.7mm×2丁のままだし
(最終型の3型で20mm×2の機体が試作されたが強度不足だった)
鍾馗も試行錯誤したと思われるが、20mmは最後まで積めなかった。
最高傑作とされた中島の四式戦闘機「疾風」になって初めて20mmを
搭載した(乙型では20mm×4)。
これに対し、海軍の零式戦は最終的には20mm×2、13.5mm×3を
搭載した「零式艦上戦闘機52型丙」や
翼内に30mmを搭載したものもあった。
鍾馗のバリエーションのひとつに
「キ44Ⅱ丙特別武装機」と呼ばれるものがあり、
主翼内になんと、40mmを搭載したものがある。
が、詳細を調べてみるとこれはロケット砲らしく、
弾道生が悪いいわゆる「小便弾」になるもののようで
相手に的中させるには相当接近せねばならず
役に立たなかったらしい・・・
でも見た目には太い砲身が飛び出たこの機体は
迫力がある。
「大きな火力」といえば、信じられないようなレベルで
75mm砲を積んだ怪物もいる。
陸軍のキ109で、重爆撃機「飛龍」を改造したもの。
2000馬力エンジンを二つ持った双発機で、
爆弾倉を廃止し機首に地上用対空方を積んだ。
残念ながらこれも、飛行機自体の性能が不足していて、
B29迎撃には使えないということで
生産された22機は本土決戦用に対艦攻撃機として温存されたそうな。
――――――――――――――――――――――――――――――――
斉藤竜明活動中